東大過去問 1982年 第1問(要約)

/ 12月 21, 2019/ 東大過去問, 第1問(要約), 過去問/ 1 comments

【問題】

次の文の要旨を60〜80字の日本文で書け。ただし句読点も字数に数える。

One lesson that life teaches as we grow older is that both our fears and our hopes are mostly illusions and are not to be taken too seriously. Time after time we learn that that which we fear most in life never happens, or never happens exactly as we had dreaded. We also learn that if our fears come to pass, the actuality is never quite as bad as the fear we had in the first place. In addition, we have undreamed-of strength to bear the difficulty.
On the other hand, our specific hopes usually prove to be poor traveling companions too. We must be optimistic about life and what the future holds, but so often, even when our specific dreams come true, we find that we are happy for only a brief period. We must still live with the same discontents and frustrations we had before.
Many of our hopes do not center on what will bring us real peace of mind, but rather what others tell us will make us rich or beautiful. Conversely, we must not take our fears so seriously that they prevent us from taking any risks. Just living is a risky business; and often, by taking well-thought-out risks, we run a lesser danger than if we always try to play it safe.
The best path lies in the middle course. We should have enough concern about the future that we prepare for it as best we can. We should have hope and optimism, for these attributes are essential to a constructive, happy life with peace of mind; but we must remember that our hopes and fears are often illusions promising to change our way of life but leaving us exactly as we were before.

 

【単語】

 

【和訳】

私たちは年をとるにつれて、恐怖と希望のどちらもほとんど幻想であり、それほど深刻にとらえる必要はない、ということを人生から学ぶ。時とともに、私たちがもっとも恐れていることは絶対に起こらない、つまり私たちが恐れていたようにそっくりそのまま起こることはない、ということが分かる。またもし、恐れていたことのいくつかがやってきたとしても、現実は最初に恐れていたほどに悪いことは決してないということも分かる。加えて、私たちは困難に耐える想像以上の力を持っているものである。
一方、私たちの特定の希望は、共に人生を旅するには物足りないものだ、ということもはっきりしてくるものだ。私たちは人生と、未来の可能性について、楽観的でなければならない。しかし、往々にして、私たちは特定の夢が実現したときにも、ほんの短期間しか幸せでいられないと気がつく。私たちは依然として、それまでと同様の不満とフラストレーションを抱えて生きていかなければならないのである。
私たちの希望の多くは、私たちに本当の精神的安らぎを与えてくれるものではなく、むしろ私たちを豊かで優雅にしてくれると他人が言うものに根差しているのである。逆に失敗を恐れるあまり、リスクを全く冒さないというのもよくない。ただ生きるだけでもリスクを伴うものである。それに多くの場合、熟慮の結果リスクを冒すことが、常に安全に生活しようとするよりも、危険を減らすことになるのである。
最もよいのは中道を行くことである。私たちは未来に十分気を付けて、出来る限りそれに対する準備をしなければならない。私たちは希望を持ち、楽観的でなくてはならない。というのも、そうした態度が精神的安らぎを伴った、建設的で幸せな生活にとって重要だからである。しかし、希望も競争も幻想であり、私たちの生き方を変えはするが、以前の自分から僅かでも逃れさせてくれることはない、ということを覚えておかなければならない。

 

【要約】

良く生きるためには、恐れ過ぎず、希望を持ち、十分な熟慮と準備の上、楽観的に行動すべきだ。しかし同時に、希望は完全な精神的満足を与えてくれないと知っておくべきだ。(80字)

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1 Comment

  1. より良く生きる上で過度の悲観も楽観も有益ではない。十分な考慮に基づく適度な危険を冒しつつ、最善の成果を求めるという建設的な生き方こそ理想の中道である。(75字)

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