東大過去問 2018年 第1問(要約)

/ 2月 24, 2020/ 東大過去問, 第1問(要約), 過去問/ 2 comments

【問題】

次の英文の要旨を70~80字の日本語にまとめよ。句読点も字数に含める。

Rumours spread by two different but overlapping processes: popular confirmation and in-group momentum. The first occurs because each of us tends to rely on what others think and do. Once a certain number of people appear to believe a rumour, others will believe it too, unless they have good reason to think it is false. Most rumours involve topics on which people lack direct or personal knowledge, and so most of us often simply trust the crowd. As more people accept the crowd view, the crowd grows larger, creating a real risk that large groups of people will believe rumours even though they are completely false.
In-group momentum refers to the fact that when like-minded people get together, they often end up believing a more extreme version of what they thought before. Suppose that members of a certain group are inclined to accept a rumour about, say, the evil intentions of a certain nation. In all likelihood, they will become more committed to that rumour after they have spoken to each other. Indeed, they may move from being tentative believers to being absolutely certain, even though their only new evidence is what other members of the group believe. Consider the role of the internet here: when people see many tweets or posts from like-minded people, they are strongly inclined to accept a rumour as true.
What can be done to reduce the risk that these two processes will lead us to accept false rumours? The most obvious answer, and the standard one, involves the system of free expression: people should be exposed to balanced information and to corrections from those who know the truth. Freedom usually works, but in some contexts it is an incomplete remedy. People do not process information in a neutral way, and emotions often get in the way of truth. People take in new information in a very uneven way, and those who have accepted false rumours do not easily give up their beliefs, especially when there are strong emotional commitments involved. It can be extremely hard to change what people think, even by presenting them with facts.

 

【単語】

 

【和訳】

噂は2つの異なった、しかし共通点のあるプロセスによって拡散される。つまり集団同調とグループ内増幅である。集団同調が起こるのは誰しもが他人の意見や行動に依拠する傾向があるからである。一定数の人々がある噂を信じているように思われると、それが間違っているという十分な理由がない限り、他の人々もそれを信じ始める。ほとんどの噂は人々が直接の知識、あるいは個人的知識を持たない話題に関するものなので、私達は大衆をそのまま信じてしまう傾向にある。大衆の見方を受け入れる人々が増えれば増えるほど、その大衆の規模はさらに膨張し、噂が全くの嘘であったとしても非常に大きな集団がその嘘を信じるという、深刻なリスクが生まれる。
グループ内増幅とは、似たような思考の人間が集まるとしばしばそれまでよりも過激なものを信じるようになる、という事実を指す言葉である。あるグループのメンバーが、例えばある国の悪いたくらみに関する噂を受け入れやすい傾向にあると仮定しよう。そのメンバー達はその噂について互いに語り合った後、十中八九その噂にいっそう傾倒することになる。実際彼らは、新たな証拠といえばグループの他のメンバーがそれを信じているということ以外ないにもかかわらず、ぼんやりと信じていた状態から完全に確信した状態へと変化することがある。ここでインターネットの役割について考えてみよう。似たような思考の持ち主がたくさんのツイートや投稿をしているのを見て、人々は噂を信じ込むよう強い偏向を受ける。
こうした2つのプロセスにより、私達が間違った噂を受け入れてしまうという危険性を減らすにはどうしたらよいだろうか。もっとも明確かつ標準的な解決策は表現の自由のシステムに関連したものである。つまり人々はバランスのとれた情報と真実を知る者による訂正に接するべきなのである。そうした表現の自由は一般的に有効だが、場合によっては完全な解決策にならない。人々は情報を中立的に処理できず、しばしば感情が真実を妨げるからだ。人々は新たな情報を極めて不公平に受け止めるので、誤った噂を信じ込んでいる者は、特に強い感情的傾倒が関わっている場合、自身の信念を曲げることが容易でない。人々の考えを正すことは、たとえ確たる証拠を突きつけたとしても、時として極めて困難なのである。
 

【要約】

他人への根拠なき同調と、仲間内での盲信の強化によって、噂は拡散する。バランスの取れた情報に接していても、感情が真実を歪め、間違った噂から逃れられない事がある。(79字)

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2 Comments

  1. 人は他人の言葉に容易に左右され、似た考えの人が集まると極端な話でも信じ込むので、誤った噂が広まる。これを正すには表現の自由が必要だが、それでも十分とは限らない。(80字)

  2. うわさは、大勢が信じていたり、似た者同士が集まると拡散する。うわさにだまされない為には、種種の意見に触れる事が重要だが、一端、信じると考えを改めるのは難しい。(79字)

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