東大過去問 1998年 第1問(要約)

/ 2月 21, 2020/ 東大過去問, 第1問(要約), 過去問/ 1 comments

【問題】

次の英文の内容を80〜100字の日本語に要約せよ。ただし、句読点も字数に数える。

What is the best way to protect the environment? Basically, there are two groups who give two different answers to this question. The answers they give depend on how they think the worth of nature can be determined. One group insist that the value of an untouched rain-forest, for example, or of an unpolluted river, simply cannot be calculated in terms of money. Such things, they therefore argue, must be protected from any industrial or economic use. Thus, they think the best way of saving the environment is to pass strong laws against pollution and the unwise use of nature.
The other group, however, say that it is better to rely upon market forces to achieve the same goal. They believe that it is possible to calculate how much the environment is worth; for example, according to their figures, pollution costs Europe five percent of its GNP. They think that this cost should be paid by those who cause the pollution. In other words, companies should be taxed according to how much pollution they cause, so that they will be encouraged to use cleaner technologies and make cleaner products. If they don’t do this, they will go out of business, because if polluting products cost more, people will buy fewer of them. Pollution taxes of this kind would send a signal to industrialists and consumers that pollution does not make economic sense, while the prevention of pollution does.

 

【単語】

 

 

【和訳】

環境を守るための一番の方法はどんなものだろう。基本的に、この疑問に対して異なった解答を持つ2つのグループがある。その2つのグループが出す解答は、自然の価値をどう測る事ができると考えているかによって、決定されている。一方のグループは、例えば手付かずの熱帯雨林や汚染されていない川は絶対にお金で見積もる事ができない主張する。従ってそのグループは、そういう自然はいかなる工業的・経済的利用からも保護されねばならないと主張する。このように彼らは、環境を守る最良な方法は、汚染と自然の無分別な利用に対して厳しい法規制を課す事だと考えている。
しかしもう一方のグループは、同様の目的を達成するために、市場の力に頼る方が良いと主張する。彼らは環境の価値を計算する事が可能だと信じている。例えば、彼らの計算によれば、ヨーロッパは汚染のせいでGNPの5%のコストがかかっている。彼らはこのコストは汚染を引き起こした人が払うべきだと考えている。言い換えれば、企業は汚染を引き起こした程度に応じて課税されるべきだというのである。そうすれば、企業はよりクリーンな技術でよりクリーンな製品を製造しようと務めることになるだろう。もしそうしなければ、会社は倒産するだろう。なぜなら、汚染を引き起こす製品の値は上がり、売れなくなるからである。この種の汚染税は、汚染が不経済である一方、汚染の防止は経済的だと、実業家と消費者に伝える事になるのである。
 

【要約】

環境保護に関しては、自然はお金で測れないので、汚染と濫用に対して強い法規制をすべきとする考え方と、自然を汚染した分のコストを企業に課税する事で、市場原理によって汚染を抑制すべきとする考え方がある。(98字)

(Visited 1,624 times, 1 visits today)
Share this Post

1 Comment

  1. 環境保護の手法には、環境の価値は算定不可能であるとして厳格な規制により達成しようとするものと、環境負荷に応じた課税により企業や個人を経済合理的な行動に誘導することで達成しようとするものとがある。(97字)

Leave a Comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*
*

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)