東大過去問 2018年 第4問(和訳)

/ 2月 19, 2020/ 東大過去問, 第4問(和約), 過去問/ 1 comments

【問題】

次の英文を読み、下線部①、②、③を和訳せよ。なお、英文中のmammalという単語は「哺乳動物」を意味する。

As a class, birds have been around for more than 100million years. They are one of nature’s great success stories, inventing new strategies for survival, using their own distinctive brands of intelligence, which, in some respect at least, seem to for exceed our own.
Somewhere in the mist of deep time lived the common ancestor of all birds. Now there are some 10,400 different bird species ー more than double the number of mammal species. In the late 1990, scientists estimated the total number of wild birds on the planet. They came up with 200 to 400 billion individual birds. That’s roughly 30 to 60 live birds per person. To say that humans are more successful or advanced really depends on how you define those terms. After all, evolution isn’t about advancement; it’s about survival. It’s about learning to solve the problems of your environment, something birds have done surprisingly well for a long, long time. This, to my mind, makes it all the more surprising that many of us have found it hard to swallow the idea that birds may be bright in ways we can’t imagine.
Birds learn. They solve new problems and invent novel solutions to old ones. They make and use tools. They count. They copy behaviors from one another. They remember where they put things. Even when their mental power don’t quite match or mirror our own complex thinking, they often contain the seeds of it ー insight, for instance, which has been defined as the sudden emergence of a complete solution without trial-and-error learning.

 

【単語】

 

 

【和訳】

鳥類の頭脳が人間の複雑な思考と同じ種類のものでないとしても、鳥類はしばしばその萌芽を備えている。例えば、洞察力である。それは試行錯誤による学習なしに、完璧な解決法を一瞬にして生み出すことと定義されてきた。生物の分類として、鳥類は1億年を超えて存続している。それは自然における偉大なサクセス・ストーリーの一つである。というのも、鳥類は生存のための新しい戦略を生み出し、少なくとも見方によっては我々人間よりも優れているように見える、特徴的な知性を使用しているからである。
太古の霧のどこかで、全ての鳥の共通の祖先が生きていた。今ではおよそ10400種の鳥類がいる。これは哺乳類の数の倍以上だ。1990年代の後半、科学者は地球上の野生の鳥類の総数を推定した。個体数は2000億から4000億に上るとのことだった。つまり1人の人間に対して、およそ30から60羽の鳥がいることになる。人類が成功しているとか、進歩的と言うことは、実際のところが、その言葉の定義次第である。結局、進化は進歩的であることと関係がない。進化とは、生き残れるかどうかが重要なのだ。つまり、自らの生存環境における問題を解決することが重要なのであり、それは鳥類が極めて長期間にわたり、驚くほど上手く成し遂げてきたことなのである。こうしたことを考え合わせると、鳥類が思いもよらない種類の優秀さを備えているかもしれないという考えに対して、多くの人々が懐疑的であったことが、私にとってはますます不思議に思われるのである。
鳥類には学習能力がある。鳥類は新たな問題を解決する能力があるし、古い問題に対して新たな解決法を生み出すこともある。道具を作り、それを使うこともできる。数を数えることもできる。お互いの行動を真似ることもある。ものを置いた場所を覚えていることもできる。​鳥類の頭脳が人間の複雑な思考には及ばず、また種類も異なっているにしても、鳥類はしばしばその萌芽を備えている。例えば、試行錯誤による学習なしに完璧な解決法を一瞬にして生み出すことと定義されてきた、洞察力である。

 

(Visited 953 times, 1 visits today)
Share this Post

1 Comment

  1. いつもお世話になっております。2行目の「seem to for exceed our own.」は,「seem to far exceed our own」の誤記と思われます。

    また,和訳文頭の「鳥類の頭脳が人間の複雑な思考と同じ種類のものでないとしても、鳥類はしばしばその萌芽を備えている。例えば、洞察力である。それは試行錯誤による学習なしに、完璧な解決法を一瞬にして生み出すことと定義されてきた。」は後半部分の訳ですので,不要かと思われます。

Leave a Comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*
*

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)