東大過去問 1990年 第1問(要約)

/ 2月 20, 2020/ 東大過去問, 第1問(要約), 過去問/ 1 comments

【問題】

次の英文を60〜80字の日本語に要約せよ。ただし、句読点も字数に数える。

It is significant that the scenery which the amateur painter finds most attractive as a subject for painting is the scenery most often avoided by the serious professional artist. Very few of the great landscape artists of the past or present have ever chosen to paint naturally dramatic or beautiful subjects. A landscape which is naturally beautiful or otherwise attractive to the human eye leaves the artist with little to do except faithfully copy what he sees before him. This is all very well for the amateur because it means he does not need to compose the picture he paints, rearranging the details of the natural scene. The scenery has already composed itself for him. The serious artists, however, does not want this. He prefers scenery the amateur painter would reject as plain or uninteresting. The professional prefers this type of scenery because of the challenge it offers to his skills as a painter; to see beauty where it is not easy to see, to create order where the natural elements are confused, in short, to make art from nature.

 

【単語】

 

 

【和訳】

素人の画家が画題として最も魅力的だと感じる風景は、本当のプロの芸術家からは最も避けられる風景である、というのは意義深い。過去にせよ、現代にせよ、偉大な風景画家が、自然の状態のままでも劇的で、美しいものを描こうとすることはほとんどなかったのである。自然の状態のままでも美しい、もしくは人目を惹くような風景というのは、目の前のものを忠実にコピーする以外は、芸術家にほとんど仕事を残さないのである。このようなことは全て、素人画家にとってはとても都合がいい。なぜならそれは、自然の風景の細かい部分を調整し、描く画を創作する必要がないということを意味するからである。その風景は描けるように、あらかじめ完成されているのである。しかし、本当の芸術家はこのようなことを好まない。本当の芸術家は、素人の画家が平凡でつまらないと感じて描かない風景を好むのである。プロがこの種の風景を好むのは、それによって自分の画家としての腕前が問われるからである。それは簡単には見出だせない所に美を見出だすことであり、自然の構成物が混乱している所に秩序を生み出すことであり、要するに自然から芸術を生み出すことなのである。

 

【要約】

本当の芸術家が元々美しい風景を画題に選ぶ事は稀だ。一見して美しくはない、混乱した風景に調整と創作を加え、秩序を与える事こそが芸術家の腕の見せ所だからである。(78字)

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1 Comment

  1. 特徴のない対象物の現状に美を発見し芸術に転じることこそが画家の技量なので、プロの画家は素人が好むような典型的な対象物を描くことに意味を見出さない。(73字)

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